重点研究領域

皮膚科学

本サイトで掲載している情報は、一般的な素材にも含まれる成分に関する学術研究成果です。特定の効果を保証するものではありません。本研究成果は限られた条件での成果です。

小林製薬の皮膚科学研究

小林製薬は「人と社会に素晴らしい『快』を提供する」という経営理念のもと、多彩な分野での研究開発を行っており、2000年代初頭から、美と健康を支える「皮膚」の研究に着手しました。多くの方が悩みを抱えやすいシミやニキビ、毛穴の汚れなどに対して、独自の視点による皮膚科学研究・機能素材研究に注力することで、お客様一人ひとりが自分らしく前向きに過ごせるWellbeingの実現に貢献し続けてまいります。

注力研究分野と研究成果

肌に関するお悩みを持つすべての皆さまに寄り添い、信頼できる確かな機能と効果をお届けするために取り組んだ皮膚科学・素材研究の成果をご紹介します。

シミ研究

小林製薬は、約20年前に化粧品市場において『シミ対策』という新たなジャンルを確立しました。現在は、オートファジーや慢性炎症といった最新の研究領域に着目し、『シミ』という肌の悩みに真摯に向き合いながら、機能素材の研究開発に継続的に取り組んでいます。

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ニキビ研究

ニキビは10代から30代の男女に発症しますが、皮膚だけではなく心理面にも影響を与えています。20代以降の女性のくり返しがちなニキビに着目した基礎研究や、適切なニキビ治療·予防方法の開発のための有効性評価研究を行っています。

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シワ研究

シワは主に老化と紫外線ダメージの蓄積によって引き起こされます。私たちは、多くの人が感じる肌悩みの一つであるシワを改善すべく、シワ改善成分として注目されるナイアシンアミドに関する研究を進めています。これまでの知見にとどまらず、ナイアシンアミドが肌にもたらす新たな作用メカニズムについて、日々研究を深化させており、次世代のシワ改善を目指しています。

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皮膚洗浄技術研究

「肌を優しくしっかりと洗いたい」この願いを叶えるには、既存の枠にとらわれない発想が必要だと考えました。たどり着いたのは、泡でもジェルでもなく「液体で洗う」という新しい概念。小林製薬は、洗浄の未来に向けた技術開発に取り組んでいます。

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浸透技術研究

どんなに素晴らしい美容成分であっても、肌の奥までしっかり浸透しなければ十分な効果を発揮することができません。そこで当社では、美容成分をより深く、より効率よく、肌に届けるための独自の浸透促進方法を研究しています。さらに、成分がどこまで、どれだけ届いたかを客観的に捉える新たな浸透評価技術も開発しました。これによって、「確かな効果」の根拠となる科学的な裏付けのあるスキンケア製剤の開発を進めています。

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学会発表·学術論文一覧

シミやニキビ等に関する独自の研究成果は、世界最大の化粧品技術に関する学会「IFSCC Congress(国際化粧品技術者会連盟学術大会)」を始め、様々な学会での発表を行うとともに、信頼感のある製品づくりへの応用を目指しています。

シミ研究

2025年
PLOS One
Sage extract and ascorbic acid derivative inhibit melanogenesis via downregulating keratinocyte-derived GM-CSF(セージエキスおよびビタミンC誘導体はケラチノサイトからのGM-CSFを抑制することでメラニン産生を減少させる)
2024年
第34回 国際化粧品技術者会連盟学術大会 2024
(IFSCC BRAZIL Congress 2024)
Sage extract and an ascorbic acid derivative inhibit melanogenesis via negatively regulating keratinocyte-derived GM-CSF (セージエキスおよびビタミンC誘導体はケラチノサイトからのGM-CSFを抑制することでメラニン産生を減少させる)
2023年
日本薬学会 第143年会
セージエキスおよびビタミンC誘導体はケラチノサイトからのGM-CSFを抑制することでメラニン産生を減少させる (Salvia officinalis extracts suppress melanogenesis through inhibition of keratinocyte-derived growth factor GM-CSF)
2023年
International Journal of Cosmetic Science
Enlarged rete pegs with excessive accumulation of melanosomes leading to darker aging spots revealed by histomorphological measurements of internal structures of the epidermis (表皮内部構造の組織形態学的な測定で明らかとなった濃いシミ部位での表皮突起への過剰なメラノソーム蓄積)
2021年
第26回国際化粧品技術者会連盟中間大会 2021
(IFSCC Mexico Conference 2021)
  1. The Path to More Attractive Male Skin: Intricate Structure of Rete Pegs with Excessive Accumulation of Melanosomes Causes the Darkening of Male Spots(より魅力的な男肌へ:男性のシミを濃くする複雑に変形した表皮突起への過剰なメラノソーム蓄積)
  2. The Path to More Attractive Male Skin: Development of a More Effective Whitening Agent for Men’s Pigmented Spots(より魅力的な男肌に:男性のシミに対するより効果的なシミ対策化粧品の開発)
2020年
第31回 国際化粧品技術者会連盟本大会 2020
(IFSCC Yokohama Congress 2020)
Melanosome released from melanocyte suppress autophagy in keratinocyte (メラノサイトからのメラニン放出によるケラチノサイトのオートファジー抑制)
2019年
第25回国際化粧品技術者会連盟中間大会 2019
(IFSCC Milan Conference 2019)
New whitening agent that can promote the digestion of melanosome by lysosome in keratinocyte shows more efficient skin lightening effect (ケラチノサイト内のリソソームによるメラノソーム消化を促進できる新しい美白剤は、より効率的な美白効果を示す)
2018年
第30回国際化粧品技術者会連盟本大会 2018
(IFSCC Munich Congress 2018)
Why are Pigmented Spots Darker and Larger in Men? (男性のシミはなぜ濃くて大きいのか?)

ニキビ研究

2025年
日本防菌防黴学会誌
日本防菌防黴学会・研究奨励賞受賞論文:日用品の殺菌・抗菌技術ならびに防腐性評価技術に関する研究
2024年
Journal of Microorganism Control
Antibacterial toner exhibits bactericidal effect against Cutibacterium acnes via keratin and sebum plug penetration(殺菌剤配合化粧水の角栓内浸透によるCutibacterium acnesに対する殺菌効果)
2024年
第34回 国際化粧品技術者会連盟学術大会 2024 (IFSCC BRAZIL Congress 2024)
Quorum Sensing Inhibition: A New Approach to Acne Care through Silencing the “Language” of Cutibacterium acnes(Quorum Sensing阻害:Cutibacterium acnesのコミュニケーション阻害によるアクネケアの新たなアプローチ)
2023年
第1回日本化粧品技術者会 学術総会
殺菌剤配合化粧水の角栓内浸透によるCutibacterium acnesに対する殺菌効果
2023年
日本防菌防黴学会第50回年次大会
Cutibacterium acnesのクオラムセンシング阻害によるバイオフィルム形成抑制効果
2022年
日本防菌防黴学会第49回年次大会
皮膚清浄と殺菌による尋常性ざ瘡(ニキビ)の予防/改善効果
2021年
第39回日本美容皮膚科学会総会・学術大会
思春期後ざ瘡(大人ニキビ)は月経周期と連動し難治性である~ニキビ日記28日間の記録から~
2020年
第31回 国際化粧品技術者会連盟本大会 2020(IFSCC Yokohama Congress 2020)
Skin wiping care; a new proposal for prevention of recurring acne vulgaris (拭き取りケアによるニキビ・肌荒れ予防/改善効果)
2019年
日本薬学会第139年会 千葉
清拭用化粧水を用いた拭き取りケアによるニキビ・肌荒れ予防/改善効果
2018年
日本防菌防黴学会 第45回年次大会
化粧用コットンによる皮膚常在菌・角質・皮脂汚れの拭き取り除去効果

シワ研究

2025年
第35回 国際化粧品技術者会連盟学術大会2025 (IFSCC France - Cannes Congress 2025)
1.How do anti-wrinkle ingredients influence cellular behavior?:The effects of cosmetic ingredients on cell shape and movement(抗シワ成分は細胞の挙動にどのように作用するのか?:細胞の形態や動きに対する化粧品原料の効果)
2.Mechanisms of Collagen Homeostasis Disruption in Senescent Cells and Novel Role of Niacinamide: Enhancing Autophagy and Preventing Misfolded Collagen Accumulation with Cellular Senescence(老化細胞におけるコラーゲン恒常性破綻のメカニズムとナイアシンアミドの新たな作用: オートファジー活性の亢進およびミスフォールドコラーゲンの蓄積予防)

皮膚洗浄技術研究

2025年
第35回 国際化粧品技術者会連盟学術大会2025
(IFSCC France - Cannes Congress 2025)
The “skin liquid rinse” concept: New technology for gently washing the skin(“液体皮膚洗浄料”という新たな概念の洗浄方法とその技術)
2023年
香粧品科学研究開発専門誌 フレグランスジャーナル 2023年12月号
液体皮膚洗浄料の開発とその有用性